グリコ健康科学研究所の成分研究
なぜグリコが化粧品?
世界へ誇る、成分開発の
実績があります。

グリコ健康科学研究所 研究員
ヘルスサイエンス研究に注力するグリコ健康科学研究所。
1986年に設立したグリコ健康科学研究所では、ヘルスサイエンスの視点から、食品に限らず、美と健康を追求するさまざまな研究を推進。約20年前から、スキンケア化粧品に使われる美肌成分の開発にも取り組んできました。世界約40ヵ国で化粧品原料として使われているα-アルブチンをはじめ、さまざまなスキンケア成分を、独自研究により開発した実績があります。

グリコ健康科学研究所の
研究員による測定
グリコーゲンとEAPグリコーゲン®
「グリコーゲンは肌にもいいの?」若くイキイキとした肌に大切だと考え、グリコーゲンとスキンケアの研究を進めました。
美肌成分は加齢とともに減少。
肌のうるおいやハリに欠かせない、ヒアルロン酸やコラーゲンは、加齢とともに減少することがわかっています。グリコーゲンもまた年齢を重ねるにつれ、減少するといわれていました。
江崎グリコではグリコーゲンを研究のテーマに掲げる中で、そのことを検証し、科学的に実証。健康な肌と深い関係があるのではと考え、新たな可能性を追求していくことにしました。ここからグリコーゲンをエイジング・スキンケア(※)に役立てるための研究が始まりました。
※年齢に応じたお手入れのこと
「そもそもグリコーゲンってどんなもの?」私たちの体内に、もともとあるエネルギー成分です。
皮膚にも含まれているグリコーゲン
グリコーゲンとはぶどう糖がたくさんつながった多糖類です。
食品では、カキに豊富に含まれています。体内では骨格筋と肝臓に貯蓄され、ぶどう糖に変換されてエネルギー源となります。また、皮膚や脳、軟骨などにもグリコーゲンは存在しています。皮膚中には、ヒアルロン酸とほぼ同じ量のグリコーゲンが含まれているのです。

グリコーゲンの研究から生まれたスキンケア成分
「EAPグリコーゲン®」※1※2
長年の研究と独自技術の結晶。
新しいグリコーゲンを開発するため、バイオテクノロジーを駆使して、独自に2種類の酵素を開発。それらの酵素を使い、様々な実験を続けた結果、ついに2004年、酵素によるグリコーゲンの開発に成功しました。
それがスキンケア成分初(※3)の、EAPグリコーゲン®(※1※2)という美肌成分です。
スキンケアに期待できる、ナノサイズで高純度。
天然由来のグリコーゲンは大きさにバラつきがあり、純度も一定ではありません。そこで、グリコの健康科学研究所では、およそ20〜40ナノメートルというナノサイズで、高純度に設計したEAPグリコーゲン®(※1※2)を開発し、スキンケアに対する科学的データを蓄積。その結果、「自発保水」(※4)という全く新しいスキンケアの発想が生まれたのです。
新提案「自発保水」※4
角層にうるおいを与えるEAPグリコーゲン®※1※2
独自の研究で、角層への浸透性も確認。
グリコーゲンは分子量のわりにコンパクトな球状をしています。EAPグリコーゲン®(※1※2)の皮膚への浸透性を3次元表皮モデルで調べたところ、角層内の奥まで浸透していることを確認しました(右図)。
キメ、艶、うるおいといった美肌の決め手となるのは、肌表面の角層です。うるおい成分が角層のすみずみまで行き渡り、角層内の奥深くまで浸透することで、乾燥した肌にうるおいを与えて、美肌に導きます。
うるおいで満たす「自発保水」※4
健やかで美しい肌とスキンケアについて研究を重ねた結果、「足りなくなったものをただ補うだけではなく、どう補うかを考えたスキンケア」に着目しました。そして、独自に研究した技術や、これまで蓄積してきた研究成果を結集し、ついに「自発保水(※4)を特徴とするEAPグリコーゲン®(※1※2)配合した化粧品『gg(ジージー)』を開発したのです。
グリコーゲンの浸透性試験

EAPグリコーゲン®(※1※2)は、3次元表皮モデルの角層内の奥まで浸透することがわかりました。EAPグリコーゲン®(※1※2)
が浸透している部分は、緑色に見える部分です。
※江崎グリコ(株)健康科学研究所調べ
- ※1:Enzymatically synthesized, Advanced, and Pure Glycogen
- ※2:保湿成分
- ※3:江崎グリコが、独自に研究開発した成分であり、スキンケアでは初めての使用となる
- ※4:EAPグリコーゲン配合化粧品が角層にうるおいを与えること
研究者の想い

エイジングケア※1に大切な美肌成分を厳選し、
徹底的に研究した結果、誕生したのが「gg」です。
グリコーゲンの新たな可能性を追求するなか、スキンケアに役立てる研究が始まりました。
私は、グリコーゲンの研究をしています。学生時代から、人々の健康に役立つ仕事がしたいと考え、食品の研究開発に携わってきました。グリコーゲンは昔から体によいと言われておりましたので、私にぴったりの研究テーマです。
最初は、健康食品の素材として、グリコーゲンの研究を行っていました。グリコーゲンの研究を開始して3年ほどたった頃に、「グリコーゲンは皮膚にも存在しており、皮膚中のグリコーゲンの量は加齢とともに減少する」ということを思い出しました。
「グリコーゲンは皮膚にとって、何か重要な役割があるはずだ!」
そう思ったら、いてもたってもいられなくなりました。幸い、グリコには、化粧品素材の研究開発で実績を上げているチームがありました。そのメンバーを巻き込んで、「グリコーゲンとスキンケアの研究プロジェクト」を立ち上げました。私は「皮膚とグリコーゲンの研究」を開始しました。
グリコーゲンから、スキンケア成分初の「EAPグリコーゲン®※2※3」、誕生。
年月を重ね、グリコーゲンと皮膚の関係も明らかにできました。その間、私は結婚もして、2児の父親になりました。そしてついに、スキンケアのためのうるおい成分「EAPグリコーゲン®(※2※3)」の開発に成功しました。独自の酵素を使って合成するという今までにない方法だったので、製造法特許も取得しました。
高純度で、均一形状、角層まで浸透するナノサイズのEAPグリコーゲン(※2※3)と、エイジングケア(※1)に大切な美肌成分を厳選し、徹底的に研究した結果、誕生したのが「gg」です。
私の手元には、毎日、お客様の声が届いています。
お客様の声を拝読し、感動したり、反省したり、励まされたりしています。
これからもお客様のお役に立てますよう、ますます気合いを入れて、研究に努めますので、ggを、どうぞよろしくお願いいたします。
- ※1:年齢に応じたお手入れのこと
- ※2:Enzymatically synthesized, Advanced, and Pure Glycogen(江崎グリコの登録商標)
- ※3:保湿成分
グリコーゲン・ストーリー
栄養菓子「グリコ」
1922年(大正11年)創業当時
創業者の江崎利一は1919年(大正8年)、カキの煮汁からグリコーゲンを採取しました。
病気の予防に役立てようと考え、子どもの体力・健康づくりを目的としてグリコーゲンを加えた「栄養菓子グリコ」を誕生させました。実は、これが社名の由来でもあります。